« 瑠璃も玻璃も  ルリモ ハリモ | トップページ | た・だ・い・ま »

2006年12月19日 (火)

宿り木 ヤドリギ

Photo_12
翼を持たずに空を翔け 新たな場所で 目を覚ます
宿となる木にその身を預け 緑の珠をまあるく創る

すべてを宿主に頼ることなく 自らの葉で命を営み
小さな黄色い花をつけ 実を結び ふたたび空を翔けてゆく

季節がめぐり宿の木が その身からすべての葉を落としても
まあるい緑の葉はたくましく 冬枯れの枝に誇らしげに立つ

その生命の逞しさを西の国の人々は尊び その象徴として
ミドリの珠を軒下に飾り その下で互いに祝福をする


ヒトリでは決して生きられない
ヒトリでは空を飛ぶこともない
貴方のチカラを借りなければ 
その葉を茂らせることもできないけれど
すべてを貴方に頼る事はしない
何も与えないわけでもない



ヒトリでもその身を養えるよう できる限りの努力をし
わたしが咲かせることのできる花を咲かせて
そして小さな実を結び その実を与えて空を翔る

貴方に頼っている限り 周りからわたしの姿は見えないかもしれない
それでも 貴方が休んでいるときにでも わたしは精いっぱいの葉を茂らせる

そのほんの僅かな季節だけ わたしを認めるヒトがいて
わたしもそのヒトに 喜びを与えるシアワセを得る


ヒトリで大地に根を下ろし すっくと立つことはできないけれど
貴方に頼らなければ根を張れないけれど
それでもわたしはできる限りの葉を茂らせて
花を咲かせて実を結び
小さな一羽の鳥を養い その助けを借りてイノチを繋ぐ



わたしを尊び喜ぶヒトのシアワセと
そのシアワセをこの身が与えることのできる幸せを
貴方に受け取ってもらえたら
わたしがここにいることを 貴方に許してもらえるでしょうか
貴方もわたしがいることを シアワセと感じてくれたなら それだけで
わたしは安心にてココにいられる

貴方に頼らなければならいわたしでも ここに居てもいいですか

|

« 瑠璃も玻璃も  ルリモ ハリモ | トップページ | た・だ・い・ま »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/177979/4607770

この記事へのトラックバック一覧です: 宿り木 ヤドリギ:

« 瑠璃も玻璃も  ルリモ ハリモ | トップページ | た・だ・い・ま »